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AYUMI EYEは、業種・業界を問わず、
これまで多くの企業・公共機関
(特殊法人や行政、学校等)に導入いただきました。
ここでは、お客様の声の一部をご紹介します。
2024/03/29
歩行で右に傾く原因と対策とは?
目次
私たちは、視覚情報や脳、骨盤の動きなどさまざまな機能が合わさることで真っ直ぐ正しい歩行を実現しています。
しかし、さまざまな要因により、歩行が傾いてしまう場合があります。
今回は、歩行の際に特に右側に傾いてしまう場合に考えられる原因について詳しくご説明します。
また、正しい歩き方への対処法についてもご紹介しますので、リハビリや歩行訓練にお役立てください。
目次
歩行で体が右に傾く原因
最初に、歩行の際に体が右に傾く場合に考えられる原因についてご説明します。主に大別すると、下記の2種類になります。
それぞれについて、詳しく解説していきます。
病気の症状による右傾き
歩行の際に右に傾く可能性が高いのが、次の病気です。
それぞれ詳しく説明していきます。
側弯症(腰椎左凸)
側弯症は背骨の歪みや捻れに伴い、背中が隆起したり、脊柱が弯曲する病気です。
側弯症には大きく分けて次の2種類があります。
機能性側弯は、椎間板ヘルニアなど何らかの原因により一時的に生じた側弯です。
一方、構築性側弯にも2種類あり、原因がわからない「特発性側弯症」と、先天性側弯症や神経・筋原性側弯症などの原因がわかっている「側弯症」があります。
なお、側弯症の80〜85%は「特発性側弯症」になります。
また、特発性側弯症のほとんどが胸椎側弯が左側に側屈(右凸)で、腰椎は右側に側屈(左凸)の状態です。
腰椎側弯が左凸の場合は、凸側の骨盤が下がることで、見た目で左側が足が長く、右側が短くなります。
すると、右足でうまく地面が踏めなくなることにより、右側に傾きやすくなるのです。
脳梗塞(右半身麻痺)
歩行の際に、体が片方に傾く場合は脳梗塞を起こしている可能性があります。
脳梗塞とは脳血管が閉塞して血流が少なくなり、脳神経細胞が機能障害を起こしてしまうことで、その結果、さまざまな神経症状が生じる病気です。
脳梗塞でよくある症状として挙げられるのが半身麻痺ですが、本人が気づかない程度の小さな脳梗塞の場合は、知らない間に歩いていて片側に寄ることがあります。
そして、歩行の際に右側に体が傾いてしまうことは右半身麻痺の場合に起こる現象になります。
骨盤の歪みによる傾き
歩行の際に右側に傾くのは、病気以外にも姿勢の崩れなどで起こる骨盤の歪みが原因の場合があります。
骨盤の歪みに関しては、側弯症同様に骨盤の高さが違ってくると足の長さに差が出てくることで、短いほうに体が傾いていく傾向です。
例えば、日常生活で右足に荷重が多い場合は右側の骨盤が外側にズレていくことで、大きく捻じって右側に傾いて歩いているように見えます。
また、右肩も下がるような姿勢になるため、踏み出した際に正しく両足に荷重がかかっていない状態になります。
歩行で右に傾く際の対処法
歩行で右側に傾く際の対処法については、脳梗塞など病気が原因によるものは、症状や状態を観察しながら専門家のもとで段階的にリハビリを行う必要があるでしょう。
また、側弯症や骨盤の歪みに関しては、歩行訓練で現在の歩行状態を確認しながら、歩行改善を努めていくことが効果的です。
次の2点を意識しながら、真っ直ぐ歩く感覚を身につけていきましょう。
それぞれのポイントについて説明していきます。
右側を意識する歩行トレーニングをする
特に側弯症や骨盤の歪みが原因で歩行の際に右側に傾く対処法としての効果的な歩行トレーニングをご紹介します。
やり方は簡単で「右側を強く踏む」ことです。
右側に傾く要因として、左側の骨盤が上がっており、右側に荷重がかかりづらくなっていることが考えられます。
そのため、右側を意識的に強く踏むことで骨盤を強く下げる働きが加わり、その反動で左足も自然に上がりやすい状態につなげます。
最初は意識的に右側を強く踏むことを続けていき、最終的には意識しなくても右足で踏める状態まで持っていくことが理想です。
正しい歩行を知る
自分では真っ直ぐ歩けるように感じていても、実際には真っ直ぐ歩けていない場合もあります。
また、正しい歩行を知らなければ方向性が分からずに、歩行を続けることになります。
そのため、真っ直ぐ歩行をする際には、正しい歩行と現在の自分の歩行状態を知ることが重要です。
正しい歩行には、次の3点がポイントです。
両足に「バランス」良く荷重がかかっていないと、前へ進む「推進力」につながることがありません。
また「バランス」が乱れた歩行は「リズム」が悪くなり、真っ直ぐ前に「推進力」が上がる歩行ができなくなります。
そのため、歩行トレーニングを行う際は「推進力」「リズム」「バランス」の3点を観察しながら歩行することを心がけましょう。
まとめ
今回は「歩行で右に傾く原因と対策とは?」についてご説明しました。
歩行で右に傾く際の対処法は、正しい歩行状態を理解して歩行訓練を継続していくことが大切です。
そのため、今よりも効率的に歩行訓練ができれば、正しい歩行に近づくことができるでしょう。
そこで、歩行訓練を効率的に行うために役立つ「AYUMI EYE」をご紹介します。
AYUMI EYEは、正しい歩行に必要な要素である「推進力」「バランス」「リズム」の3点を正確に測定・評価することができるデバイスです。
現在の歩行状態を見える化して簡単に観察・評価できる上に、自宅で継続できる動画配信などの運動プログラムも提案しています。
ぜひ、正しい歩き方の習得と歩行トレーニングを併用しながら、理想的な歩行を目指していきましょう。
(参考資料)
ゲンテン体操チャンネル 【側弯症 悩み相談#19】歩いていると右に寄って行ってしまいます。何か改善方法はありますか?
側弯症の運動療法の可能性を探求する側弯トレーニング® 側弯症とは
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歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析
AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。
バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。
測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。
簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。
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03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00
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