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デイサービスで活かす「6分間歩行テスト」 ― 科学的介護に役立つ評価と加算のヒント

デイサービスで活かす「6分間歩行テスト」 ― 科学的介護に役立つ評価と加算のヒント

6分間歩行テストは、評価方法や加算などを把握することによりデイサービスで活用することができます。

 

そこで、今回こちらの記事では、6分間歩行テストをデイサービスで活用するポイントについて詳しくご説明します。

ぜひ、こちらの記事を引用にしながら、6分間歩行テストをデイサービスの評価法としてお役立てください。

エビデンスに基づいた6分間歩行テスト

6分間歩行テストは、エビデンスベースが確立されている評価法です。

その一つとしてコロンビア大学アービング医療センターのMathew S. Maurer氏らのグループが証明しています。

 

このグループによると、トランスサイレチン型心アミロイドーシス治療において6分間歩行テストを実施。

 

その結果、全死因死亡と心血管関連の入院患者のQOL低下を抑制することが示されたのです。

 

また、慢性呼吸器疾患患者の日常動作時の息切れ程度などに6分間歩行テストは使用されています。

 

COPD患者に6分間歩行テストや低酸素血症評価を同時に行うことで、心臓病のリスクマネジメントが可能になります。

 

(引用;6分間歩行試験)

(引用;心アミロイドーシス治療、タファミジスが有望/NEJM)

(引用;COPD患者の6分間歩行試験と漸増シャトルウォーキングテスト)

6分間歩行テストはデイサービスの歩行評価に効果的

 

6分間歩行テストは、デイサービスの評価方法として効果的です。

 

6分間歩行テストは、長い距離をできるだけ速く歩行することでその歩行距離を測定します。

 

他の運動負荷試験と比べて特殊な機器を使用する必要がないため、デイサービスでの歩行評価が容易にできます。

 

また、6分間歩行テストは歩行という運動様式から得られる指標です。

 

そのため、日常生活に即した運動能力評価としてデイサービスでの機能訓練のプログラム計画に役立ちます。

 

(引用;6分間歩行試験(6MWT)~できるだけ長く歩いて下さい~)

デイサービスで分かる6分間歩行テストの評価内容

 

次に、デイサービスで6分間歩行テストを行う際に分かる主な評価内容についてご紹介します。

 

・歩行耐容能評価

・フレイル評価

 

それぞれの内容を確認していきましょう。

歩行耐容能評価

歩行耐容能とは、歩行運動をどれだけ長く続けられるかを示す指標になります。

 

歩行耐容能の結果が分かるため、心肺機能や筋持久力の評価につなげることが可能です。

 

また、歩行耐容能の結果を引用にすることで、デイサービス利用者に日常生活の基本的な動作に紐づいた指導が実現します。

 

(引用;6分間歩行テストとは?目的や実施方法、注意点について解説

フレイル評価

6分間歩行テストは、デイサービスでのフレイル評価として活用できます。

 

フレイルとは、加齢が原因で心身が老い衰えた状態になることで、疲労感や歩行速度の低下などが現れます。

 

そのため、今までの研究でも6分間テストの歩行距離が短いと、その後のフレイル悪化につながることが示唆されているほどです。 

 

そこで、デイサービスにて6分間テストの評価を引用にしながら適度な運動を実施することでフレイル予防につなげることができます。

 

(引用;フレイル高齢者の入院初期6分間歩行距離200m 未満は、退院時のフレイルレベル悪化を予測する)

6分間歩行テストをデイサービスで活用するためのポイント

6分間歩行テストをデイサービスで活用する際、下記のようなことがポイントになります。

 

・LIFE提出による加算

・医療介護の連携

 

それぞれの内容を確認していきましょう。

LIFE提出による加算

LIFEとは科学的介護情報システムを意味しています。

 

科学的介護推進体制加算として、LIFEからのフィードバックを活用することでケアの質向上に努めます。

 

なお、科学的介護推進体制加算とは、2021年介護報酬改定によって新たに創設された個別機能訓練加算(Ⅱ)です。

 

科学的介護推進体制加算の算定には、介護施設が利用者の状態やケア内容をLIFEへ情報提出を行います。

 

LIFE提出後、利用者の状態やケア内容など情報を収集して、全国のデータに基づいてフィードバックします。

 

このフィードバックを受けながらPDCAサイクルを回すことで、介護の質を高めることが目的です。

 

(引用;科学的介護推進体制加算の算定要件がまるわかり!LIFEへの提出方法も解説【2024年改定対応】)

 (引用;LIFEとは?義務なの?今さら聞けない疑問を解決!)

医療介護の連携

6分間歩行テストを生かすには医療従事者が評価して、医療介護の連携に努めることが重要です。

 

また、医療介護の連携には医療間だけではなく、デイサービスでは利用者の家族間との連携も大切になります。

 

歩行テストの結果を共有することで、一貫した機能訓練計画の立案やリハビリテーションの継続に役立ちます。 

 

なお、6分間歩行テストには、医療従事者の中でも専門職である理学療法士が、積極的に実践していくことがポイントです。

 

理学療法士がいち早く実践していくことは、医療介護連携を深めることやデイサービス利用者の効率的な生活機能改善につながります。

 

(引用;IIPs診療における医師と理学療法士の連携(前編)6分間歩行テストの実施意義)

まとめ

 

今回は「デイサービスで活かす「6分間歩行テスト」 ― 科学的介護に役立つ評価と加算のヒント」についてご説明しました。

 

デイサービスで6分間歩行テストを行うことで、機能改善や病気など予測因子の特定に役立ちます。

 

また、6分間歩行テストを効果的にするには、正しい歩行を習得することが必要です。

 

そこで、最後に6分間歩行テストの効果を高められる「AYUMI EYE」をご紹介します。

 

AYUMI EYEは、正しい歩行に必要な「バランス」「リズム」「推進力」を正確に測定・評価することができる歩行分析デバイスです。

 

簡単かつ正確に歩行状態が分析できるため、デイサービスでの正しい歩行の習得や正確な体力評価に貢献します。

 

ぜひ、歩行能力向上に役立つ歩行分析を活用しながら、デイサービスの歩行テストの評価精度を上げていきましょう。

 

(参考文献)

(引用;6分間歩行試験)

(引用;心アミロイドーシス治療、タファミジスが有望/NEJM)

(引用;COPD患者の6分間歩行試験と漸増シャトルウォーキングテスト)

(引用;6分間歩行試験(6MWT)~できるだけ長く歩いて下さい~)

(引用;6分間歩行テストとは?目的や実施方法、注意点について解説

(引用;フレイル高齢者の入院初期6分間歩行距離200m 未満は、退院時のフレイルレベル悪化を予測する)

(引用;科学的介護推進体制加算の算定要件がまるわかり!LIFEへの提出方法も解説【2024年改定対応】)

(引用;LIFEとは?義務なの?今さら聞けない疑問を解決!)

(引用;IIPs診療における医師と理学療法士の連携(前編)6分間歩行テストの実施意義)

 


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

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