PREMIUM COLUMN

会員登録でさらに詳しい
歩行分析ノウハウが手に入る

歩行能力向上に役立つ運動強度の指標とは?

歩行能力向上に役立つ運動強度の指標とは?

私たちはスポーツだけではなく、日常生活のなかでも無意識に身体活動をしています。

身体活動を行う上で運動強度を把握していくことは、健康的な身体を保つためにも有益です。

また、運動強度指標を覚えていくことは、歩行リハビリや歩行訓練にも役立ちます。

そこで今回は、運動強度について詳しく説明していきます。

歩行と運動強度の関連性やポイントについても解説していきますので、歩行能力の向上にこちらの記事をお役立てください。

運動強度の指標について

私たちの日常生活やスポーツ場面などあらゆる身体活動を行う上で、主な運動強度を示す指標は次の4つです。

  • ・METs(メッツ)
  • ・最大酸素摂取量
  • ・予測最大心拍数
  • ・自覚的運動強度(RPE)

それぞれについて詳しく説明していきます。

METs(メッツ)

METsは、身体活動の運動強度を表す単位です。

酸素の量を数値化して、日常生活での安静時のエネルギー消費量を測ることができます。

なお、下記表はMETsの歩行速度と活動内容です。

なお、METs3〜6が中程度の運動になります。

引用元:藤井寺市 「メッツ」で毎日の介護予防を

最大酸素摂取量(VO2max)

身体活動のなかで、ダッシュなどの激しい運動強度を測るときに活躍するのが最大酸素摂取量(VO2max)です。

VO2maxは、全力で運動しているときに得られる酸素摂取量の最大値になります。

また、最大値に対して何%に相当する酸素を消費するかによって、運動強度(%VO2max)を表します。

下記に、性・年代別の基準値をお知らせします。

なお、最大酸素摂取量は一般的に女性より男性の方が高く、男女とも加齢に伴い低くなる傾向です。

参照元:厚生労働省 健康づくりのための運動基準2013

予測最大心拍数

スポーツや運動を行う際には酸素摂取量と同様に心拍数も比例して増加します。

そこで、最大心拍数に対する一定の割合を目標心拍数として運動強度を測ることができます。

最大心拍数は、年齢から計算した予測最大心拍数(“220一年齢”)を用いる方法などがあります。

また、目標心拍数を決める方法としては、主にカルボーネン法が採用。

(220-年齢)-安静時心拍数×運動強度(%)+安静時心拍数
 で求めることができます。

参照元:Keisan 目標心拍数の計算

参照元:厚生労働省 健康づくりのための運動基準2013

自覚的運動強度(RPE)

自覚運動強度(RPE)とは、運動時の活動がどの程度困難かどうかを主観的に示す指標です。

運動時の主観的な感覚を6〜20のスケールで設定しています。

下記の表は、主なスケールの数値になります。

一般的には、11〜13程度の強度設定で運動を行うことが多いようです。

また、心拍数や最大酸素摂取量とも相関があるとされています。

歩行は高齢者の運動強度で推奨されている!

高齢化社会である現在において日常生活に必要な体力を維持することは、寝たきりや死亡率を減少させるためにも重要です。

そのため、高齢者一人ひとりの体力に応じた適切な運動強度の活動を選択することが求められています。

しかし、高強度運動は心筋の負担増加や高齢者の潜在的な心臓疾患が引き起こされる要因になるため注意が必要です。

一方、運動強度が低ければ、運動で得られる効果が十分でないこともあり得ます。

そこで、運動強度の身体活動基準において、場所や時間を選ばずに実施可能な歩行運動が高齢者には推奨されています。

また、すでに複数の先行研究では、中強度以上の運動実施が死亡率の低下につながることも報告されています。

しかし、中強度以上の運動を高齢者がする場合は、安全確認や体力評価を十分に行った上で実施することが大切です。

引用元:東御市チャンネル 【Stay Healthy】「メッツ」を意識した歩き方

引用元:東御市チャンネル 【Stay Healthy】生活に「メッツ」を!

歩行時の運動強度を正確に評価するには?

歩行の運動強度には、歩行速度・歩行率・歩幅が影響を与えることに留意しておきましょう。

すでに、一定速度の条件下で歩行率を変化させて歩くと、運動強度に変動が出てくることが先行研究で報告されています。

また、体格・性差・加齢・民族差などの違いによっても歩容に影響を及ぼすことが明らかになっており、個人内でも1日の生活の中で歩容が変動することが分かっています。

そのため、一人ひとりの歩容を細かく分析することが、歩行の運動強度を正確に評価する要因になるでしょう。

まとめ

今回は「歩行能力向上に役立つ運動強度の指標とは?」についてご説明しました。

運動強度の指標を参考にして歩行能力の維持・向上につなげるためには、歩容など歩行に関する総合的な観察が必要です。

そこでおすすめなのが、AYUMI EYEです。

AYUMI EYEは、歩行能力を維持・向上するために必要な「推進力」「バランス」「リズム」の3点を正確に評価・分析することができます。

現在、医療分野や介護施設などで幅広く活用されているAYUMI EYEを使って、あなたも歩く力を高めていきましょう。

(参考資料)
運動強度とは
高齢者の任意速度歩行における運動強度の評価
若年者における歩行速度, 歩行率を考慮した歩行時の運動強度推定
ウォーキングの速度はどれくらいが目安?計算方法や消費カロリーの違い、ペースを上げる方法を解説
vol.140 歩く速さが「寿命」や「健康寿命」に大きく関係しているってホント?
Vol.3 早歩きってどれくらいの速さ?
運動強度を理解して運動すべき理由|行動別エネルギー消費量も解説
メッツ健康法とは?効果や実践方法・注意点|運動習慣がない人にもおすすめ
最大酸素摂取量
高齢者の健康づくりにおける低強度運動の有効性について


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ

03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00

お問い合わせ

03-5447-5470 受付時間:平日 9:00~18:00

PREMIUM COLUMN

会員登録でさらに詳しい
歩行分析ノウハウが手に入る

シリーズ累計導入数 1,000件以上

介護・医療業界の累計導入数 1,000件以上

業種・業界問わずに導入されています

数名から100名超まで様々な施設で
ご利用頂いております。

VOICE

導入事例・お客様の声

AYUMI EYEは、業種・業界を問わず、
これまで多くの企業・公共機関
(特殊法人や行政、学校等)に導入いただきました。
ここでは、お客様の声の一部をご紹介します。

【AYUMI EYEインタビュー】医療法人社団色空会 お茶の水整形外科 機能リハビリテーション クリニック 佐々友斗 様

  (クリニック外観) Q1. 貴院の特徴についてお聞かせください。    当院は整形外科とリハビリテーション科を標榜しており、「的確な診断」「リハビリテーション」「インソールなどの装具療法」の3つを […]

【AYUMI EYEインタビュー】医療法人社団SEISEN清泉クリニック整形外科東京五反田

  Q1.貴院の特徴についてお聞かせください。 当院の法人としましては、まず‘本物の健康を提供する’というコンセプトで展開しております。  その中で障害を克服するためにはいかに自己治癒力を促進させるかということ […]

【AYUMI EYEインタビュー】かもい名倉堂リハビリセンター 飯田さまにインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、かもい名倉堂リハビリセンター 飯田さまにAYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを行いました。 Q1.施設の特徴を […]

【AYUMI EYEインタビュー】新横浜整形外科リウマチ科 石黒先生にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、新横浜整形外科リウマチ科 理学療法士の石黒竜平先生にAYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを行いました。 Q1. […]

【AYUMI EYEインタビュー】こうのす共生病院 中里科長・片桐統括部長にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYE medicalを現場で導入いただいた、こうのす共生病院 科長の中里先生、および、リハビリテーション統括部長の片桐先生に、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの […]

【AYUMI EYEインタビュー】苑田会人工関節センター病院 田中友也さまにインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYE medicalを現場で導入いただいた、苑田会人工関節センター病院 理学療法士の田中友也さまに、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを […]

【AYUMI EYEインタビュー】フィッツリハ一之江 山田センター長にインタビューを行いました!!

実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、フィッツリハ一之江のセンター長 山田様に、 AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、 インタビューを行いました。 まず「フィッツ […]

【AYUMI EYEインタビュー】宝塚リハビリテーション病院 中谷先生にインタビューを行いました!!

2022年6月16日 実際にAYUMI EYEを現場で導入いただいた、宝塚リハビリテーション病院の中谷先生に、AYUMI EYEを知っていただいたきっかけや、使用感、現場スタッフさまの感想など、インタビューを行いました。 […]

宮崎県日南市の介護予防事業におけるAYUMI EYE導入事例

この度は、宮崎県日南市の介護予防事業におけるAYUMI EYEの導入事例をご紹介します。 1) 日南市の介護予防事業 ①事業内容についてお教えください。 ・一般介護予防事業「元気で長寿!!キープアップ教室」 元気で長寿! […]

【AYUMI Topics 小泉圭介インタビュー第5回】エクササイズに必須!プロアスリートも使用する理学療法士のおすすめアイテム

歩行機能を分析し、点数化するAYUMI EYE。質の高い歩行をしてAYUMI EYEの点数を高くするためにはどうしたら良いのでしょうか。AYUMI Topicsは、様々な専門家に歩行について伺いながら、良い歩行に役立つ情 […]

圧倒的な導入実績

資料請求・トライアル
の申し込みはこちら

まずはサービスの詳細を確認したい方

実際の操作を試してみたい方へ

楽しく続けられるレクリエーションで結果を見える化!

『介護レク広場』を運営するBCC株式会社が監修する、下肢の運動を目的としたタップダンスやボールを使ったレクリエーションプログラムを提供いたします。
レクリエーションを『楽しむ』ことが、運動意欲の向上につながり、自然とご利用者の運動習慣につながることをサポートいたします。
歩行推進力とその改善方法
AYUMI EYE PREMIUM COLUMN第3弾
歩行リズムの基礎と健康への関連 著者:佐藤洋平(EHA監修)
今すぐ会員登録して見る