楽しく続けられるレクリエーションで結果を見える化!
『介護レク広場』を運営するBCC株式会社が監修する、下肢の運動を目的としたタップダンスやボールを使ったレクリエーションプログラムを提供いたします。レクリエーションを『楽しむ』ことが、運動意欲の向上につながり、自然とご利用者の運動習慣につながることをサポートいたします。
インタビュー
お役立ち情報
トレーニング
一般向けコラム
介護系コラム
医療系コラム
歩行分析
疾患
筋肉・関節
VOICE
AYUMI EYEは、業種・業界を問わず、
これまで多くの企業・公共機関
(特殊法人や行政、学校等)に導入いただきました。
ここでは、お客様の声の一部をご紹介します。
2026/05/14
スマートインソールで変わる歩行管理 ― 足元データ活用の最前線
目次
靴の中敷きが、歩行分析デバイスに変わる——そんな時代が現実になっています。
スマートインソール(センサー内蔵型中敷き)は、足裏の圧力分布・重心移動・歩行速度・歩幅・足の角度などを日常生活の中でリアルタイムに計測できるデバイスです。専用の計測室も、特別な機器も不要。「普段の靴に入れるだけ」でプロ水準の歩行データが取得できるIoTヘルスケアの最前線として、医療・スポーツ・介護の各分野で急速に普及が進んでいます。
今回は、スマートインソールの仕組みと取得できるデータ、医療・介護・スポーツ分野での活用事例、そして歩行管理の未来についてご説明します。
目次
スマートインソールとは?従来の歩行計測との違い
スマートインソールとは、靴の中敷き(インソール)に複数のセンサーを内蔵したデバイスです。足裏の圧力分布や下半身の動作を3次元で分析し、そのデータをBluetooth経由でスマートフォンや専用アプリに送信、リアルタイムで可視化します。
従来の本格的な歩行計測といえば、専用の施設や高額な機器(モーションキャプチャー・フォースプレートなど)が必要でした。一方スマートインソールは、
という点で従来手法を大きく超えています。「歩行ラボを、靴の中に持ち歩く」という表現がまさに言い得て妙で、研究室でしか行えなかった高度な計測が日常の一部になりつつあります。
(引用;足元から未来を変える!スマートインソールで進化する歩行分析 | 歩行分析システム AYUMI EYE)
(引用;Moticon センサーインソール | 株式会社HELTEC センシング事業部)
スマートインソールが取得できる歩行データ
スマートインソールが計測・分析できる主なデータは以下の通りです。
足圧分布・重心移動(COP軌跡)
足裏のどの部位にどれだけの圧力がかかっているかを足圧マップとして可視化します。健常歩行のCOP(足底圧中心)軌跡は「踵→足底外側→母指球→母指」の順で移動しますが、このパターンからの逸脱が姿勢の歪みや関節への偏った負荷のサインになります。
「Xsensor X4インテリジェントインソール」では1足あたり233センサーセルを内蔵し、150Hzのサンプリング周波数で足圧データをリアルタイム取得。平均圧力・最大圧力・COP軌跡・接触面積など多彩なパラメータを分析できます。
(引用;インソール足圧・歩行解析システム | フォーアシスト)
歩容パラメータ(速度・歩幅・ケイデンスなど)
歩行速度・歩幅・ケイデンス(1分間の歩数)・立脚時間・遊脚時間・両脚支持時間など、歩行の質を示す多彩なパラメータを定量化できます。
NECの「A-RROWG(アローグ)」は、歩行速度・歩幅・接地角度・離地角度・足上げ高さに加え、2022年の機能強化でフレイルレベル推定・CPEI(足圧中心移動指数)・X脚/O脚傾向など合計17項目の新たな計測項目を追加。ヘルスケアサービスとして進化しています。
(引用;NECの歩行センシングインソール「A-RROWG」、機能強化によりX脚・O脚傾向やフレイルレベルなどが推測可能に | NEC)
6軸モーションデータ(加速度・ジャイロ)
ORPHEが開発した「ORPHE INSOLE」は、6軸モーションセンサ(加速度・ジャイロ)と6点の圧力センサを内蔵。足の動きと足裏圧力をリアルタイムで計測し、独自アルゴリズムにより「足の高さ」「地面に対する足の角度」などを可視化します。エッジコンピューティングにより転倒状態の判別や腰痛に関わる動作の判別も可能で、2026年1月開催のCES 2026でSports & Fitness部門のBest of Innovationを受賞しています。
(引用;ORPHE INSOLE:靴をスマートシューズ化する、センサ内蔵型インソール | 知財図鑑)
医療・介護・スポーツ分野での活用事例
スマートインソールの活用は、すでに複数の分野で具体的な形として広がっています。
医療・リハビリ分野:歩行評価の精度向上と遠隔モニタリング
歩行リハビリの現場では、患者の歩き方の質を評価し正しい歩行パターンを習得させる必要があります。スマートインソールにより、歩行速度・歩幅・接地時間・足の角度など詳細データを取得することでリハビリ効果の客観評価が容易になります。
また、転倒リスクが高まる歩き方を早期に検知して警告したり、リハビリ中の患者の歩行データを医師や理学療法士が遠隔でチェックするといったテレヘルス活用も研究・実装が進んでいます。
糖尿病患者の足病変予防においても注目されており、足裏の過剰な圧力をリアルタイムに監視し、危険なレベルに達したらスマホにアラート通知するインソール型デバイスが海外で登場。足を守るテクノロジーとして大きな期待が寄せられています。
(引用;足元から健康革命!最新スマートインソールの世界へようこそ | note)
ヘルスケア・介護予防分野:フレイルスクリーニングと健康管理
NECとFiNC Technologiesが共創した「A-RROWG」は、歩容データとヘルスケアアプリのデータを組み合わせることでより包括的な健康評価を目指しています。FiNCの干場氏は「歩行ができなくなると要介護になりやすい。しっかり歩ける状態を維持することは大変重要。インソールで収集した歩容データと各種データを組み合わせれば、より包括的な評価が可能になる」と述べています。
また、スマートインソールから足底に触覚刺激を与えることで歩幅を増加させる研究も進んでいます。踵や爪先への刺激付加により、歩行速度の向上・歩幅の延長が期待できることが示唆されています。
(引用;IoTとアプリで「歩行の質」を向上 デジタルが導くヘルスケア新時代 | NEC wisdom)
スポーツ・パフォーマンス向上分野
スポーツ分野では、アスリートの重心バランス修正や走行フォームの最適化にスマートインソールが活用されています。ORPHE INSOLEはLiDARとの連携で全身3次元姿勢データの同時取得も可能で、動画解析との同期によりコーチングの効率化も支援します。
スポーツ科学の観点から、インソールで収集した歩容データにより個人ごとの最適な歩行パターンへの指導が可能になり、怪我予防・パフォーマンス向上の両面で活用が広がっています。
(引用;ORPHE INSOLEのβ版を先行販売開始 | ORPHE)
スマートインソールが実現する歩行管理の未来
スマートインソールが普及することで、歩行管理は次のフェーズへと進化します。
24時間・日常環境での連続モニタリング
従来の歩行評価は施設内での短時間の計測が中心でしたが、スマートインソールにより日常生活・通勤・運動中の24時間連続データが取得できます。製品によっては最大7日間のバッテリー持続を実現しており、日常的な歩行習慣の変化を長期的に追うことが可能です。
これにより「診察室では正常でも、日常では歩行が不安定」というような日常生活との乖離を把握でき、より現実に即したケアの提供が可能になります。
(引用;足元から健康革命!最新スマートインソールの世界へようこそ | note)
AIとビッグデータとの連携で実現する予防医療
蓄積されたスマートインソールの歩行データはAIによる分析と組み合わせることで、疾患の早期発見・個人別の健康リスク予測へと発展します。フレイルレベルの推定・X脚/O脚傾向の検出・転倒リスクの予測など、従来は専門施設でしか行えなかった評価が、誰もが日常的にアクセスできる健康情報になりつつあります。
歩行デバイスとの相乗効果
スマートインソールは、腰部装着型の歩行分析デバイスと組み合わせることで相乗効果が生まれます。インソールが「足元の情報(足圧・接地角度)」を取得し、腰部センサーが「体幹の情報(バランス・リズム・推進力)」を取得することで、足元から体幹まで一貫した歩行分析が可能になります。これにより、歩行問題の発生部位と全身への波及を総合的に把握できます。
(引用;インソール足圧・歩行解析システム | フォーアシスト)
まとめ
今回は「スマートインソールで変わる歩行管理 ― 足元データ活用の最前線」についてご説明しました。
スマートインソールは、足圧分布・重心移動・歩容パラメータ・6軸モーションデータを日常生活の中で継続的に取得できるIoTヘルスケアデバイスとして、医療・介護・スポーツのすべての分野で活用が広がっています。「足元のデータが、健康の未来を変える」——この命題が現実のものになりつつあります。
そこで最後に、スマートインソールと組み合わせることでさらに包括的な歩行評価が可能になる「AYUMI EYE」をご紹介します。
AYUMI EYEは、正しい歩行に必要な「バランス」「リズム」「推進力」を正確に測定・評価することができるデバイスです。
加速度センサーで体幹の歩行データを取得するAYUMI EYEと、足元の圧力・接地データを取得するスマートインソールを組み合わせることで、足元から体幹まで一貫した歩行管理が実現します。
ぜひ、最新の歩行管理テクノロジーを活用しながら、利用者の健康寿命延伸と自立支援を目指していきましょう。
(参考資料)
(引用;足元から未来を変える!スマートインソールで進化する歩行分析 | 歩行分析システム AYUMI EYE)
(引用;Moticon センサーインソール | 株式会社HELTEC センシング事業部)
(引用;インソール足圧・歩行解析システム | フォーアシスト)
(引用;NECの歩行センシングインソール「A-RROWG」、機能強化によりX脚・O脚傾向やフレイルレベルなどが推測可能に | NEC)
(引用;ORPHE INSOLE:靴をスマートシューズ化する、センサ内蔵型インソール | 知財図鑑)
(引用;足元から健康革命!最新スマートインソールの世界へようこそ | note)
(引用;IoTとアプリで「歩行の質」を向上 デジタルが導くヘルスケア新時代 | NEC wisdom)
(引用;ORPHE INSOLEのβ版を先行販売開始 | ORPHE)