歩くだけでラクになる!負担を減らす歩行テクニック

私たちは、日常生活の歩行で無意識のうちに、負担がかかる歩き方をしている場合があります。

また、負担がかかる歩き方を繰り返していると疲れやすい体になったり、痛みを伴ったりすることになります。

 

そのため、歩行で負担を軽減する方法を習得して、いつまでも健康的な足を維持することが大切です。

そこで、今回こちらの記事では、負担を減らす歩行のテクニックをご紹介します。

 

ぜひ、こちらの記事を参考にしていただき、歩行の負担軽減をしながら、ラクな歩き方を身につけていきましょう。

歩行で負担がかかる原因

歩行で身体に負担がかかる原因は多岐にわたります。

そのなかでも大きな要因に挙げられるのが、加齢による筋力低下です。

 

筋肉は姿勢を保持するためや、身体を支えるために重要な役割を果たしています。そのため、加齢に伴い筋肉の低下が起こると骨の歪みなどが起こることから、歩行に大きな影響を与えてしまうのです。


また、不規則な生活を続けて起こりやすい血流低下も、全身への酸素供給が不足しやすくなるため、注意が必要です。

慢性的な血行不良が続くと筋肉の働きが低下してしまい、歩行能力が落ちてしまいます。

歩行で負担軽減する体の使い方

 

次に、歩行で負担軽減するための体の使い方についてご説明します。主に下記の3点を意識することをおすすめします。

 

・前かがみをなくす 

・地面を蹴る意識を持つ

・大股で歩く

 

それぞれについて詳しくご説明します。

前かがみをなくす

前かがみ姿勢とは、頭部から背中にかけて身体の全体が前に曲がっている姿勢のことを言います。前かがみ姿勢でいると身体が前に倒れることを防ぐために、背中の筋肉が身体を起こそうとします。


その際、特に背中の筋肉は肩や首の筋肉と関係しているため、強い比重がかかってしまうのです。結果、前かがみ姿勢を繰り返していることで慢性的な首や肩、腰の痛みにつながります。


なお、前かがみ姿勢の解消には、目線を上げて歩くことや背中を伸ばすことがポイントです。

地面を蹴る意識を持つ

歩く際は、後ろ足で地面を最後まで蹴ることを意識しましょう。股関節を柔らかく動かすことができて、かかる負担を軽減することが可能です。

 

また、膝も股関節も共に伸びることができるため、脚全体を伸ばすことができます。なお、歩く際に膝が伸びることなく常に同じ角度で膝が曲がっている状態になると、注意が必要です。

 

この姿勢では、太ももの前の筋肉やふくらはぎの筋肉が常に活動状態になるため負担がかかります。

さらに、膝のお皿への負担も増えることで足全体への疲労も感じやすくなるのです。

大股で歩く

普段の歩幅よりも10cm程度大股で歩くようにすると、体全体を使うことができるため、かかる負担が軽減できます。逆に、すり足のように歩幅を小さく歩いていると負担がかかる可能性があります。

 

大腿四頭筋の活動が増える一方、ふくらはぎの筋肉の活動が低下してしまうからです。また、すり足は歩幅が小さくなるため、膝が曲がる姿勢を助長することにもなります。

 

なお、歩幅を大きくするためには、地面を蹴ることで脚を前に振り出す筋力を高める必要があります。

歩行で負担軽減する方法

次に、歩行で負担軽減するおすすめの方法を3つご紹介します。

 

・下半身の筋トレ

・水中ウォーキング

・歩き方を改善する

 

それぞれのポイントを確認していきましょう。

下半身の筋トレ

下半身の筋力が低下していると歩く時に猫背や巻き肩など、正しい姿勢を保つのが出来なくなります。また、そのような姿勢では、歩く際に足に痛みを感じることにもなります。

 

実際に、過去の研究でも下半身の筋力低下が膝の痛みや股の痛みを悪化させることが示されているほどです。なお、歩行に必要不可欠な筋肉は、大腿四頭筋、内転筋、ハムストリングス、下腿三頭筋、腸腰筋などになります。

 

これらの筋肉を鍛えることで、歩行機能が向上して、歩行バランスを安定させることが可能です。

 

(引用;転倒予防!下半身の衰えを感じた時に始めよう たった2つの体操〜整形外科医がオススメ~)

水中ウォーキング

水中ウォーキングとは、水の中を歩くエクササイズです。

水中では浮力が働くため、陸上を歩くよりも腰や膝などの関節にかかる負担を軽減できるメリットがあります。そのため、体力が低下している人や運動習慣のない人でも始めやすいのが魅力です。

 

また、水中ウォーキングで速く歩いたり、ゆっくり歩いたりすることで、水の抵抗を調整しながら体を鍛えることができます。

 

さらに、心肺機能の強化にもつながるため、基礎代謝アップも期待できます。

 

(引用;水中ウォーキングの効果とは?やり方や注意点を解説)

歩き方を改善する

良い歩行を目指すには、重心移動や関節の動きなど一連の歩行動作の理解が必要です。また、筋肉の動きの観察も重要です。このようなバイオメカニクスを理解することで正しい歩き方を習得することが可能です。

 

なお、本人では自分の歩行を詳しく見ることができないため、本質的には理解することが難しいでしょう。

 

そのため、歩行を観察できるツールを利用してデータで分析することで、根本的な歩行改善につながります

 

(引用;【AYUMI Topics小泉圭介インタビュー第3回】「100点を狙うな」オリンピック選手を指導した理学療法士が伝授する、相手に伝わる指導方法)

まとめ

 

今回は「歩くだけでラクになる!負担を減らす歩行テクニック」をご説明しました。ぜひ、歩行の負担軽減の方法を実践しながら、正しい歩行の習得を目指していきましょう

最後に、体の負担を減らすために正しい歩行の習得に役立つ「AYUMI EYE」をご紹介します。

 

AYUMI EYEは、正しい歩行に必要な「バランス」「リズム」「推進力」を正確に測定・評価することができるデバイスです。腰に専用ベルトを用いて装着して10m歩くだけで簡単に評価ができるため、誰もが簡単に歩行を分析することが可能です。

また、その場で歩行結果をiPad専用アプリにて解析されるため、歩行改善への修正に貢献します。ぜひ、重心移動や関節の動きなど総合的に歩行改善ができる歩行分析を活用しながら、ラクな歩行を身につけましょう。

 

(参考資料)

引用;転倒予防!下半身の衰えを感じた時に始めよう たった2つの体操〜整形外科医がオススメ~

引用;「100歳まで歩く」を可能に!日々のウォーキングが健康と長寿へと導く(後編)

引用;水中ウォーキングの効果とは?やり方や注意点を解説

引用;【AYUMI Topics小泉圭介インタビュー第3回】「100点を狙うな」オリンピック選手を指導した理学療法士が伝授する、相手に伝わる指導方法

 


歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析

AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。

バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。

測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。

簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。

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歩行推進力とその改善方法
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歩行時のバランスの重要性と改善方法 著者:佐藤洋平(EHA監修)
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