PREMIUM COLUMN
2024/09/13
目次
介護予防プログラムの歩行訓練にて、歩行能力向上に役立つ「歩行解析」。
歩行解析は介護予防プログラムを行う高齢者本人にとって、明確な目標達成への意欲に基づいた利用を促すための重要なツールになります。
そこで今回、こちらの記事では歩行解析に基づく高齢者の介護予防プログラムについて詳しくご説明します。
介護予防プログラムにおける歩行解析のメリットや重要性を、この記事で確認していきましょう。
引用:介護予防に係る基本的な考え方 ~ 行政担当者等向け説明資料~
高齢化社会を迎えている現在において、平均寿命を伸ばすことだけではなく、高齢者のQOLを低下させないことが重要です。
そこで、高齢者が住み慣れた地域でできるだけ自立した生活を継続するために必要になるのが介護予防プログラムです。
介護予防プログラムは、高齢者本人の自己実現の達成への支援を行うために重要な役割を担っています。
なお、介護予防プログラムの内容としては、歩行などの運動に加えて栄養や口腔分野など複合的に組み合わせて行うのが特徴です。
引用:自立高齢者を対象とした介護予防運動プログラムの 長期トレーニング効果について
介護予防プログラムにて歩行など運動機能訓練の実施する際には、高齢者の体力や体調などを十分留意して進めていくことが必要です。
そのためには、日々のプログラム内容を誰もが簡単に見える化して把握していくことが理想です。
そこで活躍するのが、歩行解析です。歩行解析はすでにあらゆる場面において、下記のような方法で行われています。
・計測機能を持たせた靴を利用した方法・床に反力計を埋め込む方法・モーションキャプチャー技術を利用した方法
例えば、モーションキャプチャーは骨盤の傾きや膝の曲がり具合など複数の要素を一度に見ることが可能です。
そのため、歩行の複合的な特徴を捉えることができます。
しかしその反面、複数のマーカーを装着することや赤外線カメラの準備など大掛かりな設備が必要になります。
また、センサーを利用する技術も従来は配線が複雑だったり、装着具が重かったりという欠点がありました。
そこで、介護予防プログラムの精度を高めるためにも、より精巧かつ気軽にできる歩行解析が求められています。
次に、歩行解析で介護予防プログラムを行うメリットについてご説明します。
主に、下記のようなメリットが挙げられます。
・行動変容の対応
・加速度を測定可能
・リハビリの成果を数値化できる
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
介護予防プログラムで歩行リハビリを行う際には、高齢者の加齢に伴うさまざまな変化に対応していくことが必要です。
そこで、そのさまざまな行動の変化に対応するために、歩行分析でデータを取得することが有用です。
データ収集は高齢者本人も気づかない予兆を検知することができるため、転倒のリスク回避にもつながります。
また、介護予防プログラムの重要性として、高齢者自身が体調を把握するだけではなく周囲との連携も大切になります。
歩行分析により周囲と継続的にデータを共有していくことで、少しの変化にも柔軟な対応を行うことが可能です。
高齢者になるとすり足のように弱々しい動きになることがあり、その場合歩行速度も遅くなります。
歩行速度に関しては死亡リスクと関連性が深いことが、今までの研究でも報告されているほどです。
また、歩行速度は認知機能についても密接なつながりがあります。
認知機能が低下してしまうと歩行速度が落ちたり、歩幅が狭くなったり、ふらついたりしてしまいます。
そのため、歩行速度のデータを収集・解析していくことは、健康寿命を伸ばすためにも必要不可欠と言えるでしょう。
引用:高齢者の歩行能力と病気の関連
介護予防プログラムを行う際には、高齢者にやる気になってもらうことが大切です。
そのためには、周りから褒められたり競争意識を持ったりしながら、前向きな気持ちを保つ工夫が必要です。
また、主体的に運動に参加できる仕組みとして、日々のリハビリや運動成果を数字化して把握することが有効です。
そこで、歩行解析を用いてデータ化することで日々の成果がモチベーションにもなり、正しい知識や身体のメカニズムを理解することにもつながるでしょう。
さらに、家族など周りの人とデータを共有することにより、コミュニケーションツールとしても活用することができます。
介護予防プログラムにて歩行解析を定期的に行うことは、トレーニングの成果を確認できるなどさまざまな効果が期待できます。
しかし、歩行解析が煩雑かつ設備に時間を要することになると、継続性としては問題点も残ります。
そのため、高齢者のプログラム実施には誰もが簡単かつ正確に評価・分析できることが重要です。
そこで、最後に歩行状態を誰もが簡単かつ正確に解析できるデバイスである「AYUMI EYE」をご紹介します。
AYUMI EYEは、正しい歩行に必要な「バランス」「リズム」「推進力」を測定・評価することが可能です。
歩行分析の精度の高さと使いやすさが好評のため、現在でも医療機関や高齢者施設など数多くの分野で使われています。
ぜひ、介護予防プログラムの運動能力向上に役立つ歩行解析を取り入れていきながら、いつまでも健康的な体作りを実現しましょう。
(参考資料)
AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。
バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。
測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。
簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。
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2024/09/13
歩行解析に基づく高齢者の介護予防プログラム
目次
介護予防プログラムの歩行訓練にて、歩行能力向上に役立つ「歩行解析」。
歩行解析は介護予防プログラムを行う高齢者本人にとって、明確な目標達成への意欲に基づいた利用を促すための重要なツールになります。
そこで今回、こちらの記事では歩行解析に基づく高齢者の介護予防プログラムについて詳しくご説明します。
介護予防プログラムにおける歩行解析のメリットや重要性を、この記事で確認していきましょう。
引用:介護予防に係る基本的な考え方 ~ 行政担当者等向け説明資料~
目次
高齢者の介護予防プログラムの重要性
高齢化社会を迎えている現在において、平均寿命を伸ばすことだけではなく、高齢者のQOLを低下させないことが重要です。
そこで、高齢者が住み慣れた地域でできるだけ自立した生活を継続するために必要になるのが介護予防プログラムです。
介護予防プログラムは、高齢者本人の自己実現の達成への支援を行うために重要な役割を担っています。
なお、介護予防プログラムの内容としては、歩行などの運動に加えて栄養や口腔分野など複合的に組み合わせて行うのが特徴です。
引用:自立高齢者を対象とした介護予防運動プログラムの 長期トレーニング効果について
歩行解析による介護予防プログラムについて
介護予防プログラムにて歩行など運動機能訓練の実施する際には、高齢者の体力や体調などを十分留意して進めていくことが必要です。
そのためには、日々のプログラム内容を誰もが簡単に見える化して把握していくことが理想です。
そこで活躍するのが、歩行解析です。歩行解析はすでにあらゆる場面において、下記のような方法で行われています。
・計測機能を持たせた靴を利用した方法
・床に反力計を埋め込む方法
・モーションキャプチャー技術を利用した方法
例えば、モーションキャプチャーは骨盤の傾きや膝の曲がり具合など複数の要素を一度に見ることが可能です。
そのため、歩行の複合的な特徴を捉えることができます。
しかしその反面、複数のマーカーを装着することや赤外線カメラの準備など大掛かりな設備が必要になります。
また、センサーを利用する技術も従来は配線が複雑だったり、装着具が重かったりという欠点がありました。
そこで、介護予防プログラムの精度を高めるためにも、より精巧かつ気軽にできる歩行解析が求められています。
歩行解析で介護予防プログラムを行うメリット
次に、歩行解析で介護予防プログラムを行うメリットについてご説明します。
主に、下記のようなメリットが挙げられます。
・行動変容の対応
・加速度を測定可能
・リハビリの成果を数値化できる
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
行動変容の対応
介護予防プログラムで歩行リハビリを行う際には、高齢者の加齢に伴うさまざまな変化に対応していくことが必要です。
そこで、そのさまざまな行動の変化に対応するために、歩行分析でデータを取得することが有用です。
データ収集は高齢者本人も気づかない予兆を検知することができるため、転倒のリスク回避にもつながります。
また、介護予防プログラムの重要性として、高齢者自身が体調を把握するだけではなく周囲との連携も大切になります。
歩行分析により周囲と継続的にデータを共有していくことで、少しの変化にも柔軟な対応を行うことが可能です。
加速度を測定可能
高齢者になるとすり足のように弱々しい動きになることがあり、その場合歩行速度も遅くなります。
歩行速度に関しては死亡リスクと関連性が深いことが、今までの研究でも報告されているほどです。
また、歩行速度は認知機能についても密接なつながりがあります。
認知機能が低下してしまうと歩行速度が落ちたり、歩幅が狭くなったり、ふらついたりしてしまいます。
そのため、歩行速度のデータを収集・解析していくことは、健康寿命を伸ばすためにも必要不可欠と言えるでしょう。
引用:高齢者の歩行能力と病気の関連
リハビリの成果を数値化できる
介護予防プログラムを行う際には、高齢者にやる気になってもらうことが大切です。
そのためには、周りから褒められたり競争意識を持ったりしながら、前向きな気持ちを保つ工夫が必要です。
また、主体的に運動に参加できる仕組みとして、日々のリハビリや運動成果を数字化して把握することが有効です。
そこで、歩行解析を用いてデータ化することで日々の成果がモチベーションにもなり、正しい知識や身体のメカニズムを理解することにもつながるでしょう。
さらに、家族など周りの人とデータを共有することにより、コミュニケーションツールとしても活用することができます。
まとめ
介護予防プログラムにて歩行解析を定期的に行うことは、トレーニングの成果を確認できるなどさまざまな効果が期待できます。
しかし、歩行解析が煩雑かつ設備に時間を要することになると、継続性としては問題点も残ります。
そのため、高齢者のプログラム実施には誰もが簡単かつ正確に評価・分析できることが重要です。
そこで、最後に歩行状態を誰もが簡単かつ正確に解析できるデバイスである「AYUMI EYE」をご紹介します。
AYUMI EYEは、正しい歩行に必要な「バランス」「リズム」「推進力」を測定・評価することが可能です。
歩行分析の精度の高さと使いやすさが好評のため、現在でも医療機関や高齢者施設など数多くの分野で使われています。
ぜひ、介護予防プログラムの運動能力向上に役立つ歩行解析を取り入れていきながら、いつまでも健康的な体作りを実現しましょう。
(参考資料)
引用:介護予防に係る基本的な考え方 ~ 行政担当者等向け説明資料~
引用:自立高齢者を対象とした介護予防運動プログラムの 長期トレーニング効果について
引用:高齢者の歩行能力と病気の関連
歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析
AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。
バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。
測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。
簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。
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