高齢者の歩行能力改善がQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上につながる!?

「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を高めることは、充実した生活を送るために必要とされています。

また、QOLを高めることは、ADL(日常生活動作)の向上にもつながります。

今回は、高齢者のQOLと歩行の関係について、詳しく解説していきます。

ぜひ、こちらの記事を参考にしていただき、いつまでも健康的な歩行を目指していきましょう。

Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)とは?

QOLとは「Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)」の略称で、「生活の質」を表しています。

以前は、私たちが日常生活を送る上で最低限必要な動作のことを指す「ADL」が、医療やリハビリテーション、福祉分野で重要視されていました。

しかし、現在はADLの評価基準である「できる」「できない」だけではなく、自分らしい生き方や生活を重視したQOLが強く考慮されるようになってきているのです。

また、QOLが重視されてきている背景の一つに挙げられているのが、急速に進んでいる高齢化社会の問題です。

年齢を重ねていく上で、単に長生きするのではなく、いかに自分らしい生き方が送れるかどうかが重要になってきています。

そのため、QOLは私たちの幸せや満足度を測るための指針として、さまざまな分野で大きな役割を担っています。

引用元:さいじょうムービーチャンネル(西条市公式YouTube) QOL(生活の質)を向上させるために自宅でできる運動

QOLの2つの評価指標について

主に、QOLの評価指標として使われているのは次の2種類です。

  • ・EQ-5D
  • ・SF-36

いずれも健康関連QOLの測定を目的に作られた包括的評価指標になりますが、評価項目や点数が異なります。

次に、それぞれの概要や項目について説明していきます。

EQ-5D

EQ-5Dは、ヨーロッパの研究グループにより開発された評価指標です。簡易的に測定できるため、幅広い分野で活躍しています。

EQ-5Dの主な調査項目は、次の5種類になります。

  • ・移動
  • ・身の回りの管理
  • ・普段の活動
  • ・不安
  • ・ふさぎ込み

上記、5種類の回答結果をもとに、3段階のスコアを判断していきます。

質問は、1のスコアが最も良く、1が多いほどQOLの状態は良好です。

SF-36

SF-36は、QOLを測定するためにアメリカで作成された尺度です。

現在、世界中の医療や介護分野で最も普及している評価指標になります。

特徴は、データの正確性はもちろん、疾病の異なる患者同士でQOLを比較することができることです。

合計36の質問から構成されており、回答内容によっては、次の8つの尺度まで細かく測定することができます。

  • ・身体機能
  • ・日常役割機能(身体)
  • ・体の痛み
  • ・全体的健康感
  • ・活力
  • ・社会生活機能
  • ・日常役割機能(精神)
  • ・心の健康

上記、8つの尺度は単独でも使用することができます。

高齢者の歩行とQOLの関係性

1950年以降、増加傾向にある日本の高齢者の人口。高齢化社会が進んでいく取り組みとして、2000年に「健康日本21」が施行されました。

健康日本21には、健康寿命の考えが導入されており、身体機能と生活の質の両面を維持・向上していくことを重要視しています。

また、私たちの生活の質をはかる上で重要なQOLですが、すでに先行研究により身体機能の関連について調査があがっています。

調査では、地域在住高齢者を対象にQOLを主観的健康感と生活満足度の観点から実施。結果、QOLと歩行能力の間に有意な正の相関を示しました。

また、他の在宅高齢者を対象にした研究でも、運動の実施は健康関連QOLの満足度を高める効果が報告されています。

しかし、QOLを総合的に評価して、明確に歩行機能との関連を明らかにした研究はまだまだ少ないのが現状です。

QOLと歩行の関連性が高いことは示唆されているため、今後もQOLを向上するために歩行向上を目指すことは大切な要因と言えるでしょう。

図1 QOLに関連する要素

引用元:健康長寿ネット 高齢者のQOL

 

図2 高齢者の「生きがい」の有無と健康状態の関係

引用元:健康長寿ネット 高齢者のQOL

 

図3:高齢者の幸福感と経済状態

引用元:健康長寿ネット 高齢者のQOL

QOLの指標になっている歩行速度の重要性

歩行能力の中でも、特に歩行速度は高齢者の身体機能やQOLの指標に関係しています。

今までの研究でも歩行速度が速いほど、生活機能が維持しやすく寿命も長くなると言われています。

また、歩行速度は高齢者での発症リスクが高くなる脳血管障害やパーキンソン病、心臓血管障害、運動器疾患などとの関連性が強いことも報告済みです。

そのため、歩行速度を上げることはQOLやADLの維持・向上だけではなく、疾患予防にもつながることが分かってきています。

しかし、単に歩行速度を上げるだけでは転倒のリスクが高くなるため、歩行速度やバランス、リズムを総合的に考えて歩行訓練を行うことが必要です。

まとめ

今回は「高齢者の歩行能力改善がQOL向上につながる!?」について説明しました。

QOLの維持・向上のためには、安全歩行を続けることが欠かせない要素になります。

また、安全歩行を保つには日々の歩行状態を細かく観察・分析しながら、歩行訓練を続けていくことが大切です。

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利用者の「歩きたい」意欲を引き出し、歩行習慣をサポートするAYUMI EYEを活用しながら、歩行能力の維持・向上に役立てていきましょう。

(参考資料)
介護・福祉分野におけるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)とは?
介護のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)とは? 利用者の生活の質を上げる4つの方法
高齢者における生活の質と歩行機能の関連
高齢者の歩行障害
高齢者の歩行能力と病気の関連
36 | Qualitest株式会社


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