PREMIUM COLUMN
2021/12/24
#リハビリ専門職
#歩行リハビリ
#老人保護施設
目次
老人保健施設におけるリハビリは週に2回以上。
強化型老健では週3回以上行うことが回数の最低要件です。
多くの老人保健施設では、利用者数に対して配置されているリハビリ専門職の数を考慮すると、リハビリは最低要件の回数までにとどまってしまうことが多い状況です。
一定の要件を満たし、短期集中リハビリを実施する事で週に3回から7回までと回数を増やす事も可能ですが、医療保険での疾患別リハビリと比較をすると、その回数や時間は大変少ないです。
老人保健施設の歩行リハビリを行う上で大事なのは、少ないリハビリの回数とは別に、歩行の機会を生活の中に取り入れていくことが重要です。
リハビリ専門職と関連スタッフの連携により、各職種の役割を明確にし、生活場面を通して歩行リハビリを行います。
専門職によるリハビリと、関連職種による生活場面での歩行リハビリが、回数の少ない現状で求められる効率的なリハビリと言えます。
リハビリ専門職は、利用者の歩行を分析する事で問題点を把握し、目標を設定します。筋力、可動域、感覚など身体のどの機能に問題があるのかを見極めます。
歩行分析によって明確になった問題点に対して介入をします。
筋力強化訓練、関節可動域訓練、感覚入力など、必要な機能の獲得のため機能訓練を行います。
併せて、実生活に即した歩行訓練を行います。
介護、看護などの関連スタッフは、生活リハビリとして、リハビリ専門職の評価により問題点と目標を共有した上で、施設生活の中での歩行機会を提供します。
例えば、普段の移動において車椅子が必要な利用者であっても、一日3回の食事や排泄の際などの移動機会を活用して、関連スタッフによる見守りでの歩行を行います。
居室と食堂やトイレなどの往復を一日に何度も行う事で、必要な機能や能力を生活場面の中で向上させていきます。
老人保健施設のリハビリは、専門職のみでは十分な回数や時間の確保は難しいです。
そのため、歩行リハビリを関連職種が生活の様々な場面で提供していく事が重要です。
どのような歩行リハビリが必要かについては、歩行分析による問題点の把握や目標の設定が重要です。
【執筆者プロフィール】
老人保健施設に勤務する理学療法士
入所、通所、訪問リハビリに従事
保有資格
介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級、地域ケア会議推進リーダー、介護予防推進リーダー、フレイル対策推進マネジャー
理学療法業務の傍ら、介護認定審査員を行っている
介護保険の制度や介護保険におけるリハビリテーションに精通
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2021/12/24
老人保健施設の歩行リハビリとは
#リハビリ専門職
#歩行リハビリ
#老人保護施設
目次
老人保健施設におけるリハビリは週に2回以上。
強化型老健では週3回以上行うことが回数の最低要件です。
多くの老人保健施設では、利用者数に対して配置されているリハビリ専門職の数を考慮すると、リハビリは最低要件の回数までにとどまってしまうことが多い状況です。
一定の要件を満たし、短期集中リハビリを実施する事で週に3回から7回までと回数を増やす事も可能ですが、医療保険での疾患別リハビリと比較をすると、その回数や時間は大変少ないです。
目次
老人保健施設の歩行リハビリとは
老人保健施設の歩行リハビリを行う上で大事なのは、少ないリハビリの回数とは別に、歩行の機会を生活の中に取り入れていくことが重要です。
リハビリ専門職と関連スタッフの連携により、各職種の役割を明確にし、生活場面を通して歩行リハビリを行います。
専門職によるリハビリと、関連職種による生活場面での歩行リハビリが、回数の少ない現状で求められる効率的なリハビリと言えます。
リハビリ専門職による歩行分析
リハビリ専門職は、利用者の歩行を分析する事で問題点を把握し、目標を設定します。筋力、可動域、感覚など身体のどの機能に問題があるのかを見極めます。
リハビリ専門職による歩行リハビリ
歩行分析によって明確になった問題点に対して介入をします。
筋力強化訓練、関節可動域訓練、感覚入力など、必要な機能の獲得のため機能訓練を行います。
併せて、実生活に即した歩行訓練を行います。
関連スタッフによる生活リハビリ
介護、看護などの関連スタッフは、生活リハビリとして、リハビリ専門職の評価により問題点と目標を共有した上で、施設生活の中での歩行機会を提供します。
例えば、普段の移動において車椅子が必要な利用者であっても、一日3回の食事や排泄の際などの移動機会を活用して、関連スタッフによる見守りでの歩行を行います。
居室と食堂やトイレなどの往復を一日に何度も行う事で、必要な機能や能力を生活場面の中で向上させていきます。
【まとめ】
老人保健施設のリハビリは、専門職のみでは十分な回数や時間の確保は難しいです。
そのため、歩行リハビリを関連職種が生活の様々な場面で提供していく事が重要です。
どのような歩行リハビリが必要かについては、歩行分析による問題点の把握や目標の設定が重要です。
【執筆者プロフィール】
老人保健施設に勤務する理学療法士
入所、通所、訪問リハビリに従事
保有資格
介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級、地域ケア会議推進リーダー、介護予防推進リーダー、フレイル対策推進マネジャー
理学療法業務の傍ら、介護認定審査員を行っている
介護保険の制度や介護保険におけるリハビリテーションに精通
歩行解析デバイスAYUMI EYEで歩行分析
AYUMI EYEはご利用者様の腰に専用ベルトを用いて装着し、10m歩くだけで評価を行うことが可能です。
バランスや歩行速度などがその場でiPad専用アプリにて解析され、結果が点数・マップ化してすぐに見ることができます。
測定者の評価の効率が上がるとともに、ご利用者様にもその場で結果を共有できるため、歩行の改善や歩行補助具の選定があっているのか、互いに確認することができます。
簡便な操作で分かりやすい結果をフィードバックできるAYUMI EYEを使用し、歩行分析を行ってみてはいかがでしょうか。
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